林道災害完成検査
2025-01-29
カテゴリ:建設業,地域づくり,美郷町
1月27日、林道災害の完成検査が行われました。
今回の現場は令和4年の台風で崩壊した林道飯谷谷久線の路側復旧と、林道清水沢線の法面復旧でした。
まずは、飯谷谷久線。率直に言うと非常に難工事でした。崩壊地山が脆く、路側構造物を作成している間幾度となく崩壊し、やり直してはまたやり直し…。崩壊するということは、付近の作業員にも危険が及ぶ可能性があるということ。地山を点検しながらの、神経を使う作業が続き、ようやく完成へとこぎ着けました。
林道清水沢線は過去に幾度となく崩壊した法面で、今回も法面整形中に小規模ながら崩土発生。予定されていた工種では法面が持たないということで、大幅な設計変更となりました。
災害復旧工事の場合、設計変更の際には軽微な変更を除き、各省庁の確認が必要となります。今回も変更伺いを立て約4か月。施工できない時間が続きました。休止期間が大雨の時期にも重なっていたことから、現場担当者としても心配であったと思います。
検査は、特に大きな問題点もなく終了することができました。何よりこの難工事を事故・災害を発生することなく完成できた各現場担当者の技術力と執念には頭が下がる思いです。
これからもまだたくさんの災害現場が残されています。また難工事となる現場もあるでしょう。各現場担当者と技術者が知恵を出し合い、安全で品質の高い現場作りに勤しんでほしいと考えています。
